地球上にある地物(山、川)や個人の財産である土地や建物、公共機関の
管理する道路などに対してお互いの位置関係を正確に測ることです。
具体的な業務内容について
・道路等を新しく整備・改良する場合
整備・改良予定の現地に赴き、道路や構造物の位置関係、
地面の高さ等を測り、その結果を図面等で表現する仕事です。
・家や土地を購入・売却する場合
購入・売却予定の家や土地がどのくらいの広さであるか現地にある
境界杭等を測り、 面積がわかる図面を作成する仕事です。
・災害時の場合
地震や土砂災害が発生した場合、迅速に現地の復旧作業が
必要となります。 この復旧方法を検討するための資料を
作成するために、現地の被災状況を正確に測る仕事です。
・防災工事の場合
急斜面がある地域で、その斜面に崩壊の危険性がある場合、
防災対策の設計をするにあたって一定の範囲の建物などの
位置関係を記した図面を作成する仕事です。
・浸水対策の場合
大雨などの影響によって浸水の恐れがある地域について、
どの水路を改善すれば浸水被害を是正出来るかの判断をする為に、
既存の水路等の高さを測り、その地域の排水状況が的確にわかる
図面などを作成する仕事です。
こういった様々なニーズに迅速に対応することを命題に、測量士は業務を実施しています。